健康寿命 日常生活に制限のある健康でない期間への備え

世界的にも長寿の国である日本の平均寿命は延伸傾向にありますが、2000年にWHO(世界保健機関)が健康寿命を提唱して以来、健康寿命への関心が高まっています。

健康寿命とは寿命の長さだけでなく、自分自身の心身で生命活動を維持し、自立した健康的な生活ができる期間のことで、「健康上の問題で日常生活に制限されることなく生活できる期間」と定義されています。

2019年において、平均寿命と健康寿命との差は男性が8.73年、女性が12.06年でした。
この平均寿命と健康寿命の差は、「日常生活に制限のある健康でない期間」を意味します。

今後、平均寿命が延びるにつれてこの差が大きくなれば、健康上の問題だけでなく、介護による家族への負担や、医療費や介護費の増加による家計への影響も懸念されます。

健康寿命を延ばすべく健康に配慮する一方で、「日常生活に制限のある健康でない期間」に対する備えも重要になってくるのではないでしょうか。

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